当店は近江牛の中でも特に品質の高い「認定近江牛」を取り扱う「認定近江牛指定店」です。近江牛にこだわり、より美味しい近江牛をお客様にご提供出来るように取り組んでいます。是非一度ご来店ください。
※近江牛は平成29年12月、品質特性のあるブランド産品として、国の地理的表示(GI)保護制度に登録されました。

明治初期、交通が極めて不便なころ、弊社の先祖「西居庄蔵」は、地元の竜王町において生産体制を整え、東京・横浜への肉牛の輸送に力を注ぎ「近江牛肉」の名を確固たるものにしました。このころ、京浜地方に牛を出荷するには、東海道を陸路歩いて牛を追い、15~16日かかって東京にたどり着きました。 しかし、陸路は日数がかかり、一度に多くの牛を送ることが出来ないなど、今日では想像も出来ないような様々な苦難がありました。
そこで「庄蔵」は、当時としては画期的な方法ともいうべき船輸送を考え、明治15年(1882)神戸港から横浜港へ日本郵船の船にデッキ積みをして海上輸送が始まり、近江牛の販路は拡大されました。ところが、輸送経路が神戸港を基地とした為に、東京に入荷する肉牛が、「神戸牛」の名称で呼ばれる事になったのは皮肉なことでありました。
明治16年(1883)日本の近江牛のすき焼き屋の元祖として、東京で「松喜屋(まつきや)」が開店しました。当時「すき焼きは銀座の松喜屋」といわれ、「庄蔵」はこの松喜屋に近江牛を一手に納入しました。
そしてその、「銀座の松喜屋」が、明治・大正・昭和の三代にわたり宮内省御用達として、大膳寮に天皇が召し上がる牛肉(近江牛)を納めていた事実も忘れられません。
そうした縁により「松喜屋」の暖簾を継承した三代目「西居義雄」は、瀬田川畔石山に店舗を構え、現在は、四代目店主「西居基晴」が石山の本店を営業しております。


近江牛の一頭買いだからできる上質な部位をふんだんに使い、スーパーなどの量販店では味わえない、近江牛本来の旨味を生かした鮮度の高い精肉商品を販売しております。
それぞれの枝肉の状態や個性を見分け、用途に合わせた最良の成形と厚みに仕上げて提供致します。素材本来の味は枝肉の状態、保存方法、カットの技術一つで大きく変化するほど、近江牛は繊細な食材です。
長年の経験から生きる職人の技術こそが松喜屋が大切にしている「品質の高い近江牛のご提供」へと繋がります。
松喜屋の近江牛は、ご自宅用にはもちろん、お歳暮やお中元のギフトとしても大変喜ばれています。
全国地方発送も承っておりますので、店頭にてお申し付けください。
松喜屋特製のご贈答用化粧箱に入れてお届け致します。
敬老の日・母の日・父の日フェアーなど、季節のセールも開催しています。